EMBO企画のブログ

EMBO企画の公式ブログ

まとめ

今回のモンゴル旅行は、前田先生による盲人連合関係者との会談、郁子院長による技術指導、私による靴下買い付けと今後の学生間交流に向けての下見を目的にしましたが、すべて達成されたと思います。

盲人連合では、日本に次ぐ第2の害者を含めた第2の鍼灸師資格制度を持つ国になることに向けた取り組みやニャマフーさん、マンダハさんが、その中心になって活躍する様子を確認できました。2年後のフィリピンでのアジアマッサージセミナーに続く4年後の開催に向けての盲人連合のみなさんの意欲も強く、4年後にはまたモンゴルを訪れたいと思いました。

留学生のお二人は、臨床や視覚障害児の支援など、盲人連合の他にも自分の目標をしっかりと持って活躍していました。日本で留学生を受け入れる私たちの学校でも、そうした留学生の思いを受け止め、帰国後存分に活躍できるように入学前→在学中→帰国後の一貫したサポートができればと感じます。

臨床技術指導は、ある程度資格制度が確立されたモンゴルでは、特に大切で、癒しやリラクゼーションではなく、病気態把握に基づいた全身あん摩にはじまり、鍼灸治療の実績をあげて視覚障害者にも鍼灸免許を与えることに繋げていけたらよいと感じました。

どの国を訪れてもそうですが、日本がいかに視覚障害者にどって恵まれた国かということがわかります。特に鍼灸あん摩による職業自立において強く感じられます。

今後、希望する学生にモンゴルを訪れてもらい、マッサージセンターでの技術交流や学校でのカンファレンスを通じた交流によって、色々なことを感じてもらい、国際貢献のできる人材になってもらえると思います。

また、13世紀村にみるように視覚障害者にどっても楽しめる体験型の見学もたくさんあるので、高校生が訪れてもいいと思いました。盲人連合の方も、馬やらくだに乗るようなモンゴルらしい体験を世界の視覚障害者に体験してもらう活動をしていきたいと考えておられるので、是非生かしていけたらと思います。もちろんにほんでも馬やらくだには乗れますが、大自然の中で、会談を使ってらくだに乗るのではなく、座ったらくだに乗ってかららくだが立ち上がり、降りるときはその逆にするというやり方はモンゴルでしか体験できないことでしょう。

それから、今回宿泊したホテルには日本料理店があり、いつも日本で食べているラーメン、カレー、そば、ぎょうざ、親子丼、鯖の塩焼き、味噌汁、納豆が普通に食べられるので、モンゴル料理が苦手な場合でも、安心して滞在できます。これもモンゴル交流をおすすめする理由です。

以上で、とりあえず、今回の旅の紹介は終わりです。

また、遠くないうちに、どこかの国への旅に出る時にお会いしましょう、